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バイオレットの真珠 [宝石について]


今日は、弊店にある貴重な真珠をご紹介いたします。

写真でもはっきり、色目がわかると思いますが
美しいバイオレットのアコヤ真珠です。

淡水真珠で、白でない、オレンジやブルーなど色のあるものを
良く見かけることはありますが
アコヤ真珠で、このような複雑な輝きをもつ色のものは
非常に珍しく
「バイオレットの真珠にめぐり合う者は最高の幸せ者である」とまで
言われます。

アコヤ真珠は、貝などの「核(かく)」を中心に
真珠層が巻いているという構造をしています。

なるべく均一に、真珠層が巻かれて行くと
真円に近い形になり、価値の高い真珠になります。

その上、真珠層が厚く、美しい照りをもっていれば

その価値は一層高まります。
「巻きの厚い真珠」と言われますが
そのような真珠になるためには
普通よりも長期間、海中で養殖することが必要です。

弊店のバイオレットの真珠は3年間養殖されたものです。
3年間の間、海で養殖するということは
非常に大変なことです。
「母貝(ぼがい)」に、フジツボなどが付くのを
きれいに手作業で取り除いたりしなければなりませんし、
自然相手ですので、台風や赤潮に泣かされることもあります。

そのように懸命に手をかけて「3年もの」と呼ばれる
宝石クラスの真珠が生まれます。
稀少性のある宝石クラスの真珠は
良く見ると、単純な色目ではなく
様々な色を持った複雑色に輝きます。

真珠に限らず、ダイヤモンドでも同じことが言えますが
宝石の価値をもつものと、
ランクの下がる「アクセサリークラス」のものとの差は
少し、薄暗いところで見るとはっきりします。
良いものはライトなどの助けなしでも、
薄暗いところで、より一層美しい輝きを発します。
弊店では、お客様に宝石を見て頂く時には
電気を消して、薄暗い中で見て頂いております。

今日ご紹介しているバイオレットの真珠の大きさは8ミリ。
この貴重な珠を2ピース手に入れたのは
もう、10年以上も前のことです。
通常、一つの母貝から1個のアコヤ真珠が採れますが
おそらく、この2個の珠は色目が揃っていますので
同じ貝から生まれたものだろうと言われています。

なぜ、こんな変わった色の真珠ができるのか。
はっきりしたことはわからないのですが
核に真珠層が巻いていくときに
何らかの異物が混じって
白系の色とは違う色目のものが生まれるのではということです。
その他の色では、ブルー、黒などもあります。
また、薔薇色の珠もあります。これはまた、本当に美しいです。

このような、貴重な珠は最近入手が難しくなりました。

理由として、真珠の養殖期間が短くなってしまったことが挙げられます。
台風や、海水の水温の上昇など
真珠養殖にとって厳しい環境が続いています。
最近の養殖期間は半年~1年間くらいだということですので
巻きの厚い、宝石クラスの珠が生まれることは難しくなりました。

■オーダーメイドジュエリー・結婚指輪・リフォーム■
       ジュエリークラフトショップ

福岡県北九州市小倉北区魚町3-2-4
     http://www.jewelry-craft.jp/


良質な宝石をお選びいたします [宝石について]


ダイヤモンドに限らず、カラーストーン(色石)などの
質の優劣を見分けるためには
やはり、長年の経験が必要になってきます。

質の良いもの、悪いものなど
数多くの石を見ることが必要です。

加えて新しい知識を取り入れることも
常に怠ることはできませんので
弊店のスタッフは書物、あるいは勉強会などで
情報を収集するように心がけております。

オーダージュエリーは特別なものですので

お客様のご予算の許す範囲で
出来る限り良い宝石をお選びしたいと思っています。

そのために、弊店では
お客様に出来るだけ宝石についての理解を深めて頂けるよう
専門的な知識も交えて詳しくご説明いたします。

ジュエリーは高価なお買い物です。
どうぞ、納得のできるまでご質問下さいませ。

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福岡県北九州市小倉北区魚町3-2-4
     http://www.jewelry-craft.jp/



 


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