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「透かし(すかし)」について [制作技術]

IMGP1324のコピー.jpg
こういったプレートに入っている「透かし」の模様ですが
当然ながら、まずプレートの形を作り、
ノコ刃(のこば)を入れて大まかに切った後に
少しずつ同様にノコ刃を使って
削りながら入れていきます。

その後、
ヤスリとサンドペーパーを使いながら
仕上げていきます。

平面のプレートの場合はまだ作業がしやすいのですが
指輪の場合は大変です。

既に指輪の形になったものにノコ刃を入れていくのですが、
上下バランス、また左右のバランスなど
全体のデザインの構成を考えながら
丸い指輪の原型に柄を入れるのは
かなり、大変な作業で
非常に高度な技術が必要です。
透かしの工程のコピー.jpg

特に唐草模様などは
バランスよく入れるのが最も難しい柄の一つです。

プレート、指輪だけでなく
その他、いろいろなアイテムに
このような透かしを入れることができます。

かなり、細かく複雑な柄でも
お入れすることが可能ですので
お好みの柄のイメージをおっしゃって頂けましたら
まずデザイン画をお描きいたします。

以前、18金素材で
透かしのライターケースをお作りしたこともあります。

贅沢なライターケースですが、
本体のライターは100円ライターだったそうです。
「100円ライターを入れるための18金のケース」
なんて、もしかしたら、究極の贅沢かもしれません。



j0402710.jpg
山口県下関市の
山陰本線“福江駅”の近くに
私の友人お勧めの
「潮騒が聞こえる」レストランがあるそうです。

窓際の席に座り
海を眺めながらビールを飲むひとときは
最高だとか。

私も今度行ってみる予定ですので
写真を撮って
また、ご紹介します。

山陰と聞くと、一見交通不便に思えますが
車のない方もJRで気軽に行くことができる場所です。

福江は無人駅ですので、いつも静かで
真夏の暑い日など、ホームに立っていると
時間が止まっているような感覚になる、不思議な場所です。


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ジュエリークラフトショップ

福岡県北九州市小倉北区魚町3-2-4
 http://www.jewelry-craft.jp/    

地金を鍛える [制作技術]


写真は指輪を作るために
地金(じがね)のイエローゴールドを
叩いて鍛えているところです。

何度かこの工房通信でもご説明したように
弊店では主に、叩いて鍛えた地金を使う
「鍛造方式(たんぞうほうしき)」で
ジュエリーを制作しております。


手元をアップにしてみました。
このように、貴金属は叩いて圧力を加えることで
金属の内部の隙間がなくなり
結晶粒が微細化し
強さを増していきます。
「日本刀」の製造方法と同じです。

何度もトントン、トントンと叩きながら
成型していきます。
こうしていくうちに、金属は強くなると同時に
「靭性(じんせい)」と呼ばれる、ねばり強さを持ち始めます。
こうして細く繊細な爪でも、
宝石をしっかり留めることのできる
強い金属が生まれます。

今日ご紹介している写真は指輪ですが
明日は、鍛造で作られた貴金属ならではの
具体的な使用例について
ご説明させていただきます。

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