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「爆睡青年」とエフゲニ・ボジャノフ [日記・雑記]

せっかくチケットを買ってコンサートに行ったのに
音楽を聞きながら熟睡してしまった・・・。
そんな経験はありませんか?

私は、興味のない演奏だと、
目をつぶって聴いているふりをしながら
静かに眠ることがあります。
ただ、時々ガクンと首が揺れて
周りの人に気づかれた時は恥ずかしいです。



以前行った狭い会場でのコンサートで
最前列の女性が
一曲目の演奏の3小節目あたりですぐに眠りに落ち
コンサートが終わるまでずっと眠り続けていたのに
感心した覚えがあります。

休憩時間には
ケーキと飲み物が出るタイプのコンサートだったのですが
その女性は休憩時間にはしっかりと目覚め
他の人を押しのけて、一番にケーキを取りに行っていました。

ティータイムが終わり、第二部の演奏が始まると、また熟睡。
膝の上に置いているパンフレットは次々に
音を立てて床に落ちていきます。
最前列ですので、演奏している人は苦笑いです。




昨年秋に行われたショパンコンクールでも
熟睡している青年を発見しました。
ライブ動画です。
全世界に配信されていましたので、
気づいた人も多かったようです。

眠りたいのを我慢している状態から
ついに、我慢できず、うとうとし始め
その後、完全に睡眠状態に入る過程が面白かったです。


ショパンコンクールのチケットは
非常に入手が困難でしたので
その熟睡青年もきっと苦労して手に入れたのでしょうに・・・。
それも、数多いコンテスタントの中でも一番人気のピアニスト、
エフゲニ・ボジャノフの演奏中に爆睡しているなんて・・・。

さて、この動画では
1:13 位の部分でボジャノフの背中のあたりに
既に熟睡した青年の姿が見えます。
青年の席は前から2列目の一番端です。

面白いのは、演奏しているボジャノフが 1:39 位の時点で
青年の方を一度見て
その後、2度も視線を走らせている姿。
ステージのすぐ側の席ですので
さすがに気づいたのではないでしょうか。


きっとこの青年、
直前まで厳しい労働をしていたのか、
それとも何か精神的に疲れることがあって、昨夜眠れなかったのか。
この動画の続きを見ていると
青年、だんだん大胆に通路側に身体を倒して眠り込んでいきます。

しかしボジャノフ、、何という妙なる音色なんでしょう。
他の観客がみんな、
ステージに惹きつけられている様子がわかるだけに
熟睡青年が目立ってしまいます。



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エフゲニ・ボジャノフは今月、1月に来日して
日本デビューしました。

演奏したのはベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番で
指揮者は佐渡裕氏。
今回、関西中心の公演でしたがチケットはすぐに完売でしたので
私は残念ながら行くことはできなかったのですが
行った方のブログなどを読むと
「初めてクラシックのコンサートに行ったんだけど、
ボジャノフの音には驚いた、感動した。」
など、絶賛の嵐のようです。

彼はダラス・モーニングニュース紙で
「絶対的コントロールと聴衆を催眠にかけてしまうかのような魅力を持ち、音楽家が一生かけても表現しきれないニュアンスをたった一小節の中に表現する」
と評された、注目の若手ピアニストです。

ようやくCDも3月に発売されます。
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http://www.amazon.co.jp/Evgeni-Bozhanov-Recital-Chopin/dp/B004E2WK7Q/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=classical&qid=1296374437&sr=1-1







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