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大事な指輪とペアになるピアスの制作 [オーダージュエリー紹介]


福岡県北九州市小倉南区のE様からのご注文をご紹介いたします。

E様はおばあさまから譲られたという大切な指輪をお持ちになり、
お揃いのピアスの制作のご依頼ができないだろうかという
ご相談に来られました。

指輪はおそらく戦前のものだと思われます。

戦前のものは、金属を節約して作られたジュエリーが多く、
その為に、腕の部分などが、かなり細いという特徴があります。
しかし、この指輪のデザイン自体は、非常にかわいらしくて
E様はお気に入りのジュエリーとして
大切に使っていらっしゃったということでした。
同じデザインのピアスが作れたら・・・と思いつかれたそうです。

今回は、おばあさまの指輪にセットされている真珠と
ほぼ同じ大きさの真珠をお探しして
同じデザインで、ホワイトゴールド素材のピアスを
お作りすることになりました。

さて、話は変わりますが
E様は以前にもすばらしい真珠の帯留めをお持ちになって
リフォームされたことがあります。

ご本人は、長い間、
その真珠がそれほどの価値をもっていると気づかれず
気楽に扱っていらっしゃったそうです。
机の上にコロコロと転がしていたりと・・・。

その真珠はおばさまが持っていらっしゃったものを
譲り受けられたということで
やはり、戦前から伝わる珠だということでした。

拝見してみると、直径9ミリもあるアコヤ真珠で
虹色の「干渉色(かんしょうしょく)」も認められる
すばらしい照りを持った最上級の真珠でした。
特に薄暗いところで見ると
強く、美しく輝きます。
「宝石」としての本物の価値をもつものは
このE様の真珠のように
照明の力を借りなくても、美しい輝きを発揮します。

これほどの真珠を戦前に所有していらっしゃったということは
かなりの財閥だったということが推測されますが
案の定、後ほどE様から伺った話によると
おばさまの嫁がれた家は炭鉱を経営していらっしゃったとか。

E様は、宝石の価値を持つ真珠だったということに
驚かれていました。

宝石は代々受け継がれていくことのできるもので
その価値は長い時を経ても不変です。
ものによっては、年月が経つにつれて価値が高まるものもあります。
もしかしたら、あなたがお持ちの古いジュエリーの中に
驚くような逸品があるかもしれませんよ。

 



すばらしいE様のおばさまの真珠は
E様のご要望でリボンで取り巻いたようなデザインの
プラチナの指輪に生まれ変わりました。

これ位の価値を持つ宝石になると、実物は本当に美しいので
写真を撮るのも楽で
どんな角度から撮っても美しく写ります。

しかし不思議なことに、写真をどこのフォルダに保存したかわからなくなり
今回、お見せすることができませんでした。
残念です。
根気よく探します。

 

 

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