幸運の「てんとう虫」ペンダント

８月。
まだまだ暑いですが、秋が少しずつ近づいている感じがします。

日の暮れるのが、随分早くなりました。
明らかに、先月とは違います。



さて、今月の弊店HP、
トップページの写真は
北九州市のF様からご依頼頂いた
「てんとう虫」モチーフのペンダントです。

素材はK18イエローゴールド。
ホシの部分はF様の誕生石のガーネットです。


この真紅の美しいガーネットの名前は
パイロープ・ガーネット。
ギリシア語の「パオロープ（炎のような）」が
語源になっています。

このガーネットの産地として有名なのは
古くから「ボヘミア」と呼ばれている地方で、
現在のチェコの西部、中部地方に当たります。

ここで採掘されたパイロープガーネットは、
まさにその名の通り、炎のような色をした真紅の色をしています。

その他
米国アリゾナ州、オーストラリア、タンザニア等でも産出されます。

ガーネットは、
１８世紀～１９世紀のヨーロッパで大流行し、
特にボヘミア産のパイロープガーネットは大変な人気だったそうです。
ヴィクトリア女王がガーネット愛好家だったことも広く知られています。


さて、今回お作りしたF様のてんとう虫のペンダントは
裏側もちょっと凝った作りになっています。


古くから、ヨーロッパでは
てんとう虫は幸運のシンボルとされてきました。
「体に止まると良いことが起こる」のだとか。

てんとう虫モチーフのジュエリーを身に着けると
幸運を引き寄せることができるかもしれません。

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福岡県北九州市小倉北区魚町３－２－４畑中ビル１Ｆ
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タグ：テントウムシ　天道虫　イエローゴールド

おばあさまの指輪を復元

身内の方から頂いた指輪など、
デザインは気に入っていて、使いたいんだけれど
古いものなので、
指輪の枠部分が劣化していて使えない。

そういった場合でも、どうぞご相談下さい。

全く同じデザインのものを
新しくお作りすることができます。

今日ご紹介する指輪は
福岡市のH様からご注文頂いたものです。
おばあさまから頂いた古い指輪と
同じデザインのものをお作りしました。



指輪にセットされていたのは、エメラルド。
美しい緑色の石には、ゴールド素材がよく合います。

元の素材も金色のメッキが施されていたようですが
長い年月の間に、剥げ落ちてしまったようです。


H様が選ばれた素材はK18ピンクゴールドです。

指輪の枠がゴールドに変わると
グレード感がアップして
全く違う指輪に生まれ変わります。

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さっき、旦過市場に行ったら、
もう、「松茸」が並んでいました。

まだ夏が始まったばかりだと言うのに・・・。

タグ：ピンクゴールド　エメラルド　リフォーム

ハートのペンダントにリフォーム

６月。
今年も真ん中あたりにさしかかりました。
もう、来月は小倉祇園です。早いものです。

今月の弊店HP、
トップページの写真は
北九州市のK様のご注文でお作りした
ダイヤモンドのペンダントです。

K様が持っておられた複数のジュエリーに入っていた
ダイヤモンドを外し
全く新しいペンダントに作り替えたものです。



メレーダイヤを数多くセットしたハートモチーフ。
チェーンを通すパーツ「バチカン」にも
ダイヤモンドを入れました。



バチカンはしなやかに揺れる構造になっています。

裏面をご覧ください。

宝石の表側だけでなく
下からも光を取り込めるように
裏側に穴を開けています。
さらに、サイドにもスリットを入れていますので
側面からも光を取り込みます。

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今日、九州南部が梅雨入りしたそうです。

タグ：ハート　リフォーム　ダイヤ

華やかな「指輪の重ね着け」

先日ご紹介した、
リボンモチーフのリング「アリアーヌ」に
カラーストーンの指輪を重ね着けしてみました。

甘い、お菓子のような色合いの組み合わせです。


合わせた指輪は
センターにパライバトルマリンをセットし、
サイドにロードライトガーネットを添えた指輪。
名前は「ジョセフィーヌ」。
華奢なレースのようなデザインです。

シャンク（腕）の部分の幅は
広いところで２ミリ、最も狭いところで１．３ミリという繊細さ。

鍛造方式（たんぞうほうしき）で
叩いて、鍛えた金属でつくるからこそ
可能なデザインです。

センターストーンのパライバトルマリンは
アフリカのモザンビークで採れたものですので
正しくは「パライバ型トルマリン」です。
大変希少な宝石で
弊店でも、見つけるまでにかなりの時間を費やしました。

一般的にパライバトルマリン、と呼ばれるものは
ブラジルのパライバ州で採れたもの、という
イメージが強いと思います。

モザンビーク産のトルマリンは
澄んだ水色と強い輝きを持っています。
「まるでアクアマリンが輝いているみたい」と
強い輝きに驚かれるお客様もおられます。




このオリジナルリング「ジョセフィーヌ」は
もちろん一点ものです。



さて、この他にもう一例、重ね着けをご紹介します。
シンプルなダイヤモンドの指輪と
合わせたものです。






モザンビーク産のパライバ型トルマリンについての
詳しい説明はこちらをご覧下さい。
　　　↓
http://jewelrycraft-column.blog.so-net.ne.jp/2010-04-17

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そろそろ陽射しが
気になる季節になりました。

日傘をさしている人を
時々見かけます。

タグ：リボン　パライバトルマリン　モザンビーク

リボンの形のオリジナル・リング

弊店のオリジナル商品
「アリアーヌ」をご紹介します。


リボンを立体的に表現した
キュートなモチーフのリングです。

可愛らしくなりすぎない
甘さを抑えたデザインですので
マリッジリング（結婚指輪）として長くご愛用頂くこともできます。


リボンの結び目の間には空洞を開け
「リボンらしい可愛らしさ」を出しています。

リボン部分の金属の厚みは０．５～０．６ミリ。
シャンク（腕）の幅は２．５ミリ。
非常に華奢なリングです。

この指輪は、
「鍛造方式（たんぞうほうしき）」で製作しております。

鍛造、という名前の通り
ジュエリーに使う貴金属を叩いて鍛え、
圧力を加えていくと
金属の内部の隙間がなくなり
結晶粒が微細化し
強さを増していきます。

こういったリボンのような繊細なモチーフでも
鍛えて強くした貴金属を使うことにより
日常使いできる「丈夫さ」を
併せ持つことができます。

市販品でよく使われる
「鋳造方式（ちゅうぞうほうしき）」では耐久性が出ないため
このリボンのようなモチーフは
折れてしまう可能性があります。



リボン部分も突出しすぎないよう
全体的に高さを抑えて作っております。



素材はK18ホワイトゴールドに
K18ピンクゴールドのリボンの
コンビ使いです。



シャンクには繊細なミルグレイン（ミル打ち）を入れ
全体にアンティーク仕上げを施して
使い込んだような風合いを出しました。

お値段は１４０，０００円（消費税別）です。

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タグ：リボン　コンビ　結婚指輪

トルマリン＆プリンセスカットのダイヤモンド

９月に入っても、まだ
北九州は蒸し暑い日が続いています。
が、来週は、かなり秋めいてくるようです。
楽しみですね。

今月の弊店HP,
トップページの写真は
北九州市のY様からのご注文でお作りした
パライバ型トルマリンのリングです。

「パライバトルマリン」と言えば
ブラジル産のネオンブルーの宝石を
連想される方が多いと思います。
この「パライバトルマリン」という名も
ブラジル、パライバ州で発見されたところからきています。

しかし、このY様の指輪にセットしているトルマリンは
アフリカのモザンビークで採れたものです。
混同を避けるため、こちらは「パライバ型トルマリン」と呼ばれます。


ブラジル産のトルマリンとの違いは
その澄んだ色と、強い輝きです。

Y様のトルマリンは、ネオンカラーを含んだ優しい水色。
実物は、まるでアクアマリンが輝いているような美しさです。



サイドには、
プリンセスカットのダイヤモンドと
ラウンドブリリアンカットのダイヤモンドを添えました。

石座とシャンク(腕)部分には
繊細なミルグレインを施しています。

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しかし、この蒸し暑さ。

台風一過が待ち遠しい・・・。

タグ：プリンセスカット　パライバトルマリン　ミルグレイン

華やかな輝きで指先を彩るリング

８月に入ると、
暑さもあと、ひと月の辛抱・・・という気になります。
実際は、９月もまだまだ残暑は続くのですが・・。


今月の弊店HPのトップページに
掲載させて頂いているオーダージュエリーは
北九州市のH様ご注文で製作させて頂いた指輪です。

約０．３カラットのダイヤモンドを
２石セットしています。
このダイヤは、
H様が持っておられたジュエリーに入っていたものです。
元の枠から外して
今回、全く新しい指輪に作り替えました。


素材はK１８ピンクゴールドと
K18ホワイトゴールドのコンビ素材ですが
ゴールド素材同志の組み合わせですので
将来、サイズ直しも可能です。


H様のお好みのデザインは
ボリュームのあるタイプ。
また、曲線的なものよりも
シャープなデザインの方がお好きだということでしたので
ダイヤモンドの座もスクエアな形にして
直線の美しさを生かしました。



ボリュームのある指輪ですが
着け心地を重視して
ダイヤの高さギリギリまで
台座の高さを抑えています。

引っ掛かりのない、
着けやすいデザインの指輪に仕上がりました。

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なでしこジャパンに国民栄誉賞授与が決定！
良かったですね。

タグ：ピンクゴールド　ホワイトゴールド　コンビ

結婚のお祝いに贈る、青い宝石

サムシングブルー、ってご存知ですか？

結婚式の当日、花嫁さんが
何か青い色のものを身につけると
幸せな結婚生活を送ることができる、と言われています。
おまじないです。

結婚指輪の内側に青い色の宝石を入れたり
ウエディングドレスの下のガーターベルトに
ブルーのリボンで飾りをつけたりと
人目につかないところに身につけると良いそうです。




さて、サムシングブルーにちなんで
花嫁さんに
青い色の宝石の入ったジュエリーを贈る方もおられます。



結婚式当日に身につけることは
できないかもしれませんが
「幸せになってね」という思いをこめて贈る・・・というのは
素敵なアイディアですね。

写真のペンダントにセットしている宝石は
ブルーサファイア。
素材はプラチナです。

他にも、青い宝石と言えばいろいろありますが
アクアマリンなども喜ばれると思います。

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昨日、九州南部は早くも梅雨入りしました。

まもなく、こちらも入梅でしょうか？

タグ：サムシングブルー　ブルーサファイア　サムシングフォー

「チューリップのブーケ」のブローチ

５月に入り、初夏らしい気温になってきました。
急に街路樹の緑が濃くなってきたような気がします。

さて、今日は北九州市の I 様よりご注文頂いてお作りした
ブローチをご紹介いたします。



ご自身の還暦のお祝いに
何か記念になるものを、というご依頼でしたので
I 様にお似合いになるデザインを
数点お描きしてご提案いたしました。


気に入って頂いたデザインは
アンティーク風のチューリップのブローチ。
デザインの基調はガーランドスタイルです。

ガーランドスタイルとは
２０世紀初期に流行したジュエリーの様式です。
「エドワーディアン・ジュエリー」とも呼ばれます。


花や葉など、植物をモチーフにした模様を
透かし細工で表現したものなど
繊細で優美な様式のジュエリーです。




I 様のブローチはチューリップのブーケをデザインしたもので
花の中央にはルビーをセットしています。
ルビーは硬度が高く、強い宝石ですので
厄除けの意味でジュエリーにセットされることも多い石です。

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今日は黄砂のせいで
いつもは鮮やかな新緑がかすんで見えました。

せっかく美しい季節なのに・・・。

タグ：ルビー　ブローチ　還暦

翡翠をピンクゴールドのペンダントに

今日ご紹介するオーダージュエリーは
北九州市のI 様ご注文でお作りした
翡翠（ひすい）のペンダントです。

I 様のこの翡翠は
お身内の方から頂いた大切な宝石です。
かなり長い間、そのまま保管されていたそうです。

拝見すると、非常にきれいな翡翠でしたので
石本来の美しさが引き立つよう
シンプルなデザインを提案させて頂きました。



素材はK18ピンクゴールド。
チェーンも同様に
ピンクゴールドの華奢なデザインのものを合わせました。



可愛らしい４本の爪がアクセントです。



さて、この宝石、
和名では「翡翠」とか「硬玉（こうぎょく）」と呼ばれることが多いですが
鉱物名はジェイダイト、英語でも同様にジェイダイトと呼ばれます。
東洋、特に中国で人気の高い石です。

西太后（せいたいごう）が愛した宝石としても有名です。
彼女は、装飾品だけでなく、
食器や箸までも翡翠で作らせていたそうです。


なぜか古来から
日本人に好まれ、親しまれているようなイメージを
お持ちの方も多いと思います。
しかし、日本に本格的に翡翠が入ってくるようになったのは
ようやく、江戸時代中期くらいからだそうです。
意外ですが、まだ２００年くらいしか経っていないのですね。

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西太后は死後、
翡翠で作られた果物や蓮の花、
その他たくさんの宝石とともに葬られました。

その上、真珠が縫い付けられた布団をかけられて
眠っていたそうです。

しかし、その後
墓所は大盗賊団によって掘り返され、
貴重な宝石はすべて強奪されてしまいました。

タグ：ジェイダイト　ヒスイ　西太后