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シーボルトと「かっぽれ」 [日記・雑記]

日本最古のピアノは
山口県萩市にあるということをご存知でしょうか?

この貴重なピアノは
1819年に、シーボルトによって日本に持ち込まれました。
そう、あのドイツ人医師、シーボルトです。

シーボルトの時代ですから
船で長い時間をかけて運んできたのでしょうが
あんな重いものをなぜ、わざわざ・・・と不思議な気もします。
さすがに帰国時にドイツに持ち帰ることはせず、
親しい日本人にプレゼントしたようです。

現代のグランドピアノの音域が7オクターブ位あるのにくらべて
シーボルトのピアノは5オクターブ位と
音域が狭いです。

日本ピアノ調律師協会様のサイトで
このピアノの音色を実際に聴くことができます。



シーボルトは日本特有の音楽にも興味をもっていて
耳で聴いて覚えた邦楽を、ピアノの音を参考に楽譜を作り
持ち帰ったということです。

シーボルトによって楽譜に起こされた曲は
「かっぽれ」だったそうで、楽譜も残っているそうですが
実際に弾いてみると、日本の「かっぽれ」とはかなり違う
西洋風の音楽らしいです。


最後になりましたが
このシーボルトのピアノは
現在、山口市萩市の熊谷美術館が所蔵されているそうです。

萩は新鮮なイカやウニなど
海鮮料理の美味しいところですし
観光名所も多い美しい町です。

これからの夏の行楽シーズン、
出かけられてみませんか?




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シーボルトのピアノ。
当時の音色を甦らせるための修理は
大変な作業だったようです。

我が家のピアノも以前
何年も調律をせずに放置していたら
ひどい音になってしまいました。

そこで調律することになったのですが
その場では対応できないほど、ひどい状態だったために
部品を持って帰ってもらって修理してもらうはめに・・・。

その夜、家に帰ってピアノの中を開けてみると
中身が “空” でした。当然鍵盤を叩いても音は出ません。

こんな大掛かりな調律があるとは
その時、初めて知りました。


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