SSブログ

フューシャピンクの誕生石 [宝石について]

P3140027copy.jpg
美しいピンク色の宝石をセットしたペンダント。
この宝石の名前を知らない方も多いと思います。
ルベライト、という名前のトルマリンです。

山口県宇部市のA様のご注文で
お作りいたしました。

このようなピンク色のトルマリンは
下の写真のように、内包物が多く、不透明なものが多いです。
A様のルベライトのような透明度の高いものは
大変珍しいと言えます。 
P4180002copy.jpg



さて、トルマリンは
10月生まれのA様のお誕生石。
これまでは何となく、地味なグリーンの石、
というイメージをお持ちだったようです。

しかし、トルマリンは非常に
色のバリエーションが豊富な石です。

グリーン系、ブルー系、紫系、茶系など。

まず、稀少石として日本で人気のあるのが
「パライバトルマリン」です。
DSC02422copy.jpg
こちらは埼玉県さいたま市のF様ご注文の
結婚指輪の内側の写真ですが
向かって右側のきれいなネオンカラーの青い宝石が
パライバトルマリンです。

ブラジル、パライバ州というところで発見されたので
パライバトルマリンと呼ばれています。
特徴的なこのネオンカラーは
含有している「銅」によるものです。

ところが、アフリカのモザンビーク産のトルマリンにも
パライバトルマリンと同じような
発色をするものがあります。
混同を避けるために、こちらは「パライバ型」トルマリンと
呼ばれます。

IMGP4693copy.jpg
写真では美しさを完全にお伝えできないのが残念です。
グリーンからブルーのモザンビーク産の
パライバ型トルマリン。
現在では採掘量がかなり減っているために
今後、眼にする機会は、少ないだろうと言われるほど
希少なものです。
それだけに、これだけ集まった姿は、まさに圧巻。
トルマリンに詳しい方なら、かなり驚かれると思います。

ちなみに、一番奥の石(3ピース)は
ブラジル産のものです。
色の比較の為に並べてみました。

ネオンカラーを含んだ若草色のようなグリーンや
まるでアクアマリンのような澄んだ水色。
しかも、どれも、強く美しい輝きを放っています。
IMGP4694copy.jpg

それは、ブラジル産のパライバトルマリンとは
全く違った魅力です。

強いネオンカラーのものより、
こういった優しい色合いのものの方が
むしろ、日本人の肌色には合うのかもしれません。


興味のある方はご覧いただくこともできますので
どうぞお申し付け下さいませ。




■結婚指輪・エンゲージリング・オーダージュエリー・リフォーム・修理■
ジュエリークラフトショップ

福岡県北九州市小倉北区魚町3-2-4畑中ビル1F
 http://www.jewelry-craft.jp/


共通テーマ:ファッション

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。