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宝石の取り扱いについて [宝石について]

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このペンダントは福岡県北九州市小倉北区の
S様御所蔵のものです。

以前、同じくS様が大切にされている
ダイヤモンドの指輪を、このブログでご紹介したことがありますが
今日ご紹介しているこのペンダントも
指輪と同じく、1910年ごろに作られたものです。
日本ではちょうど、明治から大正時代へと
うつり変わっていった時期です。

S様のお父様がヨーロッパで購入された
(おそらくオーダーで依頼されたのだと思います)
このペンダントはプラチナ素材。
中央にはオールド・ヨーロピアン・カットのダイヤモンド。
非常に繊細な細工がほどこされた逸品です。

果たしてこのペンダントを
S様のお父様がどこの国で注文し、作らせたのか・・・。

今となっては、はっきりとしたことはわからないのですが
デザインは「ガーランド・スタイル」の影響を
受けているように思われます。
この時代にはリボン、レース、植物のモチーフなどが
透かし模様で表現されたジュエリーがもてはやされ
裕福な人々はこぞって身につけたそうです。

ちょうどプラチナが
ジュエリーの素材として主流になってきたころであり、
また、強靭な性質をもつプラチナだからこそ
このように繊細なジュエリーをつくることが
可能だった、とも言えます。

さて、話は変わりますが
S様のジュエリーが約100年近くの時を経ているにもかかわらず
美しく輝いているのに驚かされます。

何代にもわたって引き継ぐことのできるのが
ジュエリーの魅力です。

こういったアンティーク・ジュエリーを見ていると
この宝石は今までどんな旅をしてきたのかと
いろいろと想像をめぐらせてしまいます。

しかし、ジュエリーを美しいままの状態に保つには
日ごろの取り扱いが非常に大切です。

希少な宝石はかけがえのないものです。
どうぞ、優しく取り扱ってあげて下さい。

お手入れの方法など、ご相談にも応じますので
お気軽にお尋ね下さい。



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牡蠣のパスタ。
テレビでレシピを見て、ためしに一度作ってみたところ
あまりの美味しさに夢中になってしまい
その後、週に一度くらいのペースで
作って食べていました。

しかし、もうそろそろ牡蠣の季節も終わりですよね。
「食べ納め」をしなければ・・・。




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福岡県北九州市小倉北区魚町3-2-4
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